武甲山の希少な「ムラサキ」を6月29日(水)までの予定で展示しています。秩父太平洋セメント㈱三輪鉱業所では1977年頃から武甲山に自生していたムラサキの増殖を行なっています。例年より少しお遅れての展示となりムラサキ3鉢とクジャクシダ1鉢をお借りしてます。
茎の長さは長いもので80センチ以上もあり、花は1センチ弱の白い花が次々とつきます。根が紫色です。
ムラサキによる紫染めの歴史は古く、日本書記(720)によれば高貴な色として扱われていたようです。また、薬用植物としても古くから利用されたようです。
今では、埼玉県のムラサキは野生絶滅となっており、なかなか見ることのできない希少な植物をこの機会にぜひご覧ください。
※6月21日28日の火曜は休館日です
2022年06月16日 木曜日