羊山便り

写真展「武甲山植物群(秋)」を開催します

武甲山資料館では、秋の「武甲山植物群」写真展を行います。
武甲山の登山道沿いで見られる多くの草花ですが、開花の瞬間に出会うことがなかなか叶いません。石灰岩である地質と気候、そして、動植物の営みに変化しながら命を繋いだ植物写真24枚を、パネルで特別展示いたします。
写真は左から、ツルニンジン(キキョウ科)と、トチバニンジン(ウコギ科)です。
花や果実が美しいばかりでなく、根がもつ高い薬用効果でも知られています。
この機会をお見逃しなく、ぜひご覧ください。

と き  9月1日(日)から11月30日(土)
開館時間 午前9時~午後4時
入館料  一般210円   小中学生100円
お問合せ 武甲山資料館(火曜日休館)☎0494-24-7555
*写真展「武甲山植物群(秋)」展示一覧チラシ有

2024年08月31日 土曜日

「夏休み武甲山写生会」を開催しました!

今年も木村好一先生、石井智恵子先生をお招きし、「武甲山写生会」を開催しました。
短い時間でしたが、真剣な表情で武甲山を見詰めていた児童たちも、時おり笑顔を覗かせながら、描くことの楽しさを学んだようです。
参加された小学生と保護者の皆さん、暑い中大変お疲れ様でした。

2024年07月27日 土曜日

「ミヤマスカシユリ」特別展示開催中(終了しました)

武甲山資料館では、秩父太平洋セメント㈱にご協力をいただき、「ミヤマスカシユリ」の特別展示を行います。
ミヤマスカシユリは、武甲山で発見された野生のユリで、県のレットデータブックの絶滅危惧種に指定されている希少な植物です。
この機会をお見逃しなく、ぜひご覧ください。

と き  6月28日(金)から7月12日(金)
     *開花状況により変更しますので、お問い合わせください。
開館時間 午前9時~午後4時
入館料  一般210円   小中学生100円
お問合せ 武甲山資料館(火曜日休館)?0494-24-7555

2024年06月28日 金曜日

「ムラサキ」特別展示開催中!(終了しました)

秩父太平洋セメント(株)三輪鉱業所では、1977年頃から武甲山に自生していた、ムラサキの増殖を行ってきました。今年もご協力いただき、武甲山の希少植物、「ムラサキ」の特別展示を行います。
赤紫色の根が特徴であり、奈良時代から紫根染めの原料として使われたムラサキですが、江戸時代に入り、外科医の華岡青洲により、火傷やあかぎれなど皮膚炎に良いとされる「紫雲膏」の名で広まり、珍重された薬用植物でもあります。
柔らかく繊細な花は、そんな強さやたくましさを、露ほども感じさせません。
万葉集には、156種類の植物(万葉植物)が詠まれているそうです。その中でも、紫草(ムラサキ)を詠んだものが17首あるそうです。調べてゆくと、「薬猟」(くすりがり)という言葉に出会いました。
当時の謳い手たちは、狩猟だけでなく、薬草などを採る狩りを楽しんでいたようです。ムラサキと人の関係は深く、枚挙に遑がありません。この機会をお見逃しなく、ぜひご覧ください。

展示期間:6月7日(金)~21日(金) ※火曜休館日

2024/06/07

写真展「武甲山植物群(夏)」24枚を展示しました!(終了しました)

武甲山で見られる夏の植物写真を展示しました。
こちらの写真は6月~7月頃にみられる「ウバユリ」(ユリ科)です。
多年草で草丈60cm~100cm、花は黄味をおびた淡緑色で香りがあるようですがあまりいい香りではないようです。
和名の由来は、花の時期に「葉が無い」ことを「歯が無い」老婆に例えたこと、などの説があるようです。

2024年06月03日 月曜日

「チチブイワザクラ」展示中です!(終了しました)

武甲山の貴重な植物の保護増殖をしている秩父太平洋セメント㈱のご協力により、「チチブイワザクラ」の特別展示を今年も行っています。4月24日(水)まで予定してますが、花の状況により展示期間が短くなる場合がございます。
「武甲山石灰岩特殊植物群落」として国の天然記念物に指定されていますが、埼玉県の「絶滅危惧1A類」に指定されている希少な植物です。
展示期間中、その「チチブイワザクラ」を発見命名した日本の菌類学者「清水大典」氏の冊子をプレゼントしていますので、ご希望の方は受付にお声かけ下さい。なお、数に限りがございますので、お早めに!

2024年04月11日 木曜日

「チチブイワザクラ」を発見命名した清水大典氏の冊子(終了しました)

清水大典(しみず だいすけ1915~1998)日本の菌類学者 秩父市生まれ 兄は写真家の清水武甲 昆虫に寄生する冬虫夏草などのノムシタケ属の研究で知られる 大典23歳ころ牧野富太郎博士と交流

4月10日(水)から約2週間予定している「チチブイワザクラ」特別展示の際に先着約150名に清水大典の冊子プレゼント!
ぜひ、ご来館の際にお声かけ下さい。

2024年04月07日 日曜日

写真展「武甲山の植物群」が春の写真になりました

「トウゴクサバノオ」(キンポウゲ科)は、やや湿ったところの生える多年草です。全体に無毛で茎は直立。花は春に咲き、花が終わると緑色の細長い実が二つ対になってつきます。これが鯖の尾っぽのようだということと、関東地方に多いことから「東国鯖の尾(とうごくさばのお)」の名がつけられたようです。写真の撮影地は武甲山の橋立川上流部です。
武甲山の春の植物24枚を展示しました。
また、武甲山資料館前の花壇にある「ブコウマメザクラ」が2月末から咲き始めています。ぜひ、ごらんください。

2024年03月02日 土曜日

24枚の「各所から見える武甲山」写真展になりました!(終了しました)

武甲山の色々な角度から撮られた写真24枚を来年2月末まで展示しています。
写真は小鹿野町の二子山の西岳(標高1,165m)から撮影されたものです。
二子山は武甲山と同じ石灰岩からなり、群馬県の神流町との境界に近い山です。
24枚の写真のうち22枚は、展示してる奥秩父の鳥かん図の地図上から見られる写真になります。
写真にある番号と地図上にある番号で確認しながら、色々な角度からの武甲山をご覧ください。

2023年12月01日 金曜日

写真展「武甲山植物群」が秋の写真に変わりました!(終了しました)

厳しい残暑が続いておりますが、9月になりましたので「武甲山の植物写真(秋)」になりました。写真は、「ギンリョウソウモドキ」で、山地の林中の落ち葉の中から生える腐生植物です。秋に地下茎から地上に花茎を形成し開花するようです。花は横かうつむきに咲くそうです。真っ白な姿はムーミンに出てくるにょろにょろを思わせる、不思議な植物です。
秋に見られる武甲山の植物24枚を11月末まで展示します。  

2023年09月01日 金曜日