資料館について

資料館設立趣旨

崇神天皇の御代、知知夫国の祖神であった、知知夫彦命の霊を、この武甲山に奉祀して以来今日まで、神奈備山(神様のこもる山)として山麓の人々に崇められて参りました。信仰の山としての山塊であるばかりではなく、自然科学から見ても地質、動物、植物など、秩父の山塊のうち他にその類を見ない貴重な存在でした。
北面及び頂上の石灰岩採掘によって山容は変貌し、自然科学としての価値も消失して行きます。今ここに失われていく資料を蒐集し、当時の武甲山の全貌を後世に伝えるために、資料館を設立いたしました。
入口の大きな写真2枚は、昭和35年頃と平成10年の武甲山で、台石は石灰岩を切断し、磨いて作ったものです。
タッチパネルでは「武甲山の四季と固有の植物」「武甲山のハイキングコース」「資料館の案内」を映像で説明しています。

資料館の概要

所在地 埼玉県秩父市大宮6176番地(羊山公園・忠霊塔東側)
工費 総工費105,000,000円
(建築63,000,000円・展示42,000,000円)
関連企業三社(秩父太平洋セメント・UBE三菱セメント・武甲鉱業)による寄付
構造 鉄筋コンクリート造平屋建
規模 敷地面積1,000m²・建築面積403.20m²